プレゼンテーションのツボ5 top

●見やすくする(1) 〜配色、デザイン編〜

1.シンプルなデザインにする。
スライドを作成するとき、デザインテンプレートの中から好きなデザインを選ぶ方が多いでしょう。そのとき気をつけていただきたいのが、「シンプルなデザインにすること」です。特に「背景に絵柄や写真があるデザイン」は、文字と重なると非常に見えづらくなりますので、選ばないほうが無難です。

え?気に入ったデザインテンプレートがない?
そんなときは以下の方法を試してみてください。

1)Microsoftのサイトからダウンロードする
2)スライドマスタを作成する
2.テーマカラーを決める。
次に、「テーマカラー」を決めましょう。スライド全体を何色で統一するかを考えていただければOKです。色によってプレゼンの印象が変わってきますので、慎重に選びましょう。例えば、「家庭的な料理」に関するプレゼンを行うなら、テーマカラーを「オレンジ」にすると、温かくおいしそうなイメージになります。逆に「青」にすると、冷たいイメージを与えてしまいます。プレゼンの内容に合ったテーマカラーを選ぶことが大切です。

テーマカラーが決まったら、「背景色」と「文字色」を何色にするか具体的に決めましょう。例えば前述のように、テーマカラーを「オレンジ」と決めたら、背景色は「薄いオレンジ」、文字色は「赤茶色」にしよう、といった具合です。ポイントは、1枚1枚のスライドごとに決めるのではなく、スライド全体をその色で統一することです。使う色数が多すぎると非常に見づらいスライドになりますので、絶対に使いすぎないようにしましょう。色を組み合わせるときは、同系色、または同明度でまとめると失敗しません。
また、スライド全体の配色を変更するには、「配色の編集」で行うと効率がいいです。
色とイメージの関係、配色などについて詳しく知りたい方は、ヤフーなどの検索サイトで「カラーコーディネート」「色彩学」「色のイメージ」などのキーワードで検索してみてください(かなり多くヒットします)。
以下には私のお勧めサイトを載せておきます。

<参考サイト>
IRO_UZU 「カラーハーモニー」のコーナーがおすすめです。
All About Japan[カラーコーディネート] 色に関する記事やリンク集が盛りだくさん。
3.プロジェクターに映る配色にする。
プロジェクターを使ってプレゼンをすることを考慮すると、配色にもう一工夫が必要です。

1)スライドの背景は暗い色にする!
プロジェクターはスクリーンに「光」を放つ装置です。光の中でも最も明るいのが「白い光(無色の光)」です。白い光はとてもまぶしく、ぽっと浮かび上がるように見えます。ですからスライドの背景色を「白」にすると、背景がまぶしくて、文字が見えにくくなります。さらに、長時間見ているととても目が疲れてしまいます。逆に、背景色を暗い色(黒、濃い青、濃い緑など)にし、文字色を白っぽい色(白、黄色など)にすると、落ち着いた背景から文字部分が浮かんで見え、強調されるので効果的です。
2)淡い色はだめ!
淡い色やグラデーションは、プロジェクターでは見えない場合が多いです。PCのモニターできれいに見えていても、プロジェクターで同じような色が出るとは限りません。見えないと意味がないので、「デザイン性」より「見えやすさ」を重視し、できるだけはっきりとした色を使うようにしたほうが賢明です。
3)背景色と文字色は反対色で!
これも基本的なことですが、「背景に使った色」と「文字の色」を似た色にするととても見えにくいです。文字色は、背景色とは違うはっきり見える色にしましょう。
〜まとめ〜
1.シンプルなデザインにすること。
2.テーマカラーを決め、様々な色を使いすぎないこと。
3.プロジェクターに映る配色にすること。

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